アパレル情報
タイプ別レディースファッション
「セレカジ系」
セレカジとは、「セレブリティ・カジュアル」の略です。海外セレブやモデルのファッションにインスパイアされたカジュアルファッションのことをいいます。
セレカジ系ファッションとは

2004年(平成16年)頃から、テレビや雑誌でセレブという言葉を良く耳にするようになりました。セレブとは、セレブリティ(celebrity)の略で、英語で名士、名声という意味ですが、この頃から海外では、ハリウッドスターやスーパーモデル、スタースポーツ選手、ソーシャライツ(社交界の名士)たちをセレブリティとして、メディアで取り上げられるようになりました。例えば、ホテル王の娘のヒルトン姉妹やニコール・リッチー、ケイト・モスや、キム・ガーダシアン、ソーシャライツのオリビア・パレルモやティンズリー・モティマー、サッカー選手のベッカムとその妻のビクトリアなどが挙げられます。日本では、英語の意味から少し離れて、有名人のほかに派手なライフスタイルをする一般人もセレブとして紹介されました。
ファッションのトレンドのシーンにおいて、雑誌で海外セレブの私服スナップが度々紹介されるうちに、彼らの身に付けるファッションアイテムはもちろん、生き方そのものが憧れの対象となります。憧れる対象のセレブは人それぞれで、自分に近いイメージの人をマイセレブとして選択します。ジェットセッターのヒルトン姉妹が飛行機に乗るときに着るジューシークチュースのスエット姿や、ビヨンセのLAスタイル、日本人では梨花の大人可愛いスタイルやYOUのエイジレス・ファッションなど、セレブの細分化が進みました。
日本のストリートでも、ケイト・モス風のライダースジャケットにジーンズ、大きめのサングラス姿のギャルが渋谷に登場するなど、セレブと呼ばれる芸能人やモデルを真似たスタイルが大流行しました。アパレルメーカーはじめ、ファッション業界もこれらの現象を利用して、モデルに自社の洋服やブランドバッグを受け渡し、コレクション会場に出入りする際に持ち歩いてもらったり、広告にセレブを起用するなどしました。現在でもこの流れは続いています。
セレカジ系でヒットしたアイテム
ファッションの大きな流れとして、カジュアルスタイルがベースにあり、そこへセレブの愛用するアイテムをプラスするのがセレカジです。大ヒットしたセレカジ系アイテムをご紹介します。
- UGG(アグ)のムートンブーツ
- ジューシークチュールのベロアのスエットスーツ
- バレンシアガのバッグ、シティ
- クリスチャン・ルブタンのハイヒール
- Kitsonのカジアルアイテム
- マルベリーのエディターズバッグ
- イザベルマランのインヒールスーカー
- Jブランドのスキニージーンズ
- アニヤ・ハインドマーチのキャンバストートバッグ
- クロエのバッグ、パディントン
- セリーヌのバッグ、ラゲージ
- マノロ・ブラニクのピンヒールパンプス
- ジミー・チュウのエンジニアブーツ
- ラニのフラワープリントのマシキ丈ドレス