アパレル情報
様々なファッションスタイル
「アメカジ」
アメカジとは、アメリカン・カジュアルの略で、デニムやTシャツ、スニーカーもアメカジアイテムです。1970年代に日本に上陸したアメカジのブランドや着こなしは、日本人のライフスタイルにしっかりと定着しています。
アメカジとは

アメカジは、1970年代以降に日本に入ってきたスタイルで、アメリカンスタイルのアイテムや着こなしのことをいいます。当初は、アメリカの大学生のファッションのようなトラッドなカレッジスタイルが基本でしたが、今はアメカジといえば、ラフなスタイルがイメージされています。過去に日本で起きたヴィンテージ・デニムのブームも、スニーカーブームも、MA-1ブームもすべてアメカジブームに含まれます。色々なスタイルがあるアメカジの中から代表的なアイテムを選ぶとすると、Tシャツ、デニム、スニーカー。この3つのアイテムについて詳しくご説明します。
Tシャツ

Tシャツはインナーとしても、アウターとしても大活躍するアイテムです。Tシャツはアメリカが発祥の地で、元々はアメリカ軍の兵士のユニフォームの下着として作られました。アウターとして活躍するTシャツはキャラクター入りのものやスポーティなタイプなど、プリントのデザインが重要になります。Tシャツは次のように分類されます。
キャラクターTシャツ
ミッキーマウスやスヌーピーなどを胸にプリントしたタイプ。企業やブランドのキャラクターやロゴの入ったものもキャラクターに分類されます。
メッセージTシャツ
Tシャツの胸にメッセージをプリントしたタイプ。イラストやアートにメッセージを込めたものも見られます。Tシャツを購入する際には、英語で書いてあるメッセージの意味を分かった上で着るのがおすすめです。
カレッジTシャツ
高校や大学の体操服やクラブ活動で使うため、学校のユニフォームとしてつくられたTシャツが、カレッジTシャツです。学校のロゴやクラブチームの名前、ナンバーなどがプリントされているのが特徴です。現在でも、カレッジ風にデザインされたTシャツは数多く作られています。
イベントTシャツ
ライブコンサートや展示イベントなどを記念して作られるTシャツです。ライブ会場でしか手に入らないロックTシャツは、のちにプレミア価格になることもあります。
デニムスタイル

もともと作業着として誕生したジーンズは、今ではファッションアイテムとしてだれでも簡単に着こなしています。1980年代の日本ではヴィンテージ・デニムが大ブームになり、1950年代のリーバイス501xx(ゴーマルイチ ダブルエックス)をはじめ、年代物のジーンズの値段が高騰しました。1990年代に入ると、501xx をモチーフにしたレプリカが登場して、ブレイクしました。これは、戦後にアメリカから輸入したデニムを織る機械がまだ日本国内に残っていたことから、昔の製法でデニムを織ることができたからです。これによって、ヴィンテージと同じクオリティのジーンズが新品で手に入るようになりました。日本発のヴィンテージ・レプリカのジーンズは、世界に広がりを見せています。
スニーカー

スニーカーは、1893年(明治26年)にボート競技のために発明された、キャンバス地にラバーソールの運動靴です。スニーカーの語源は、英語の「スニーク(忍び寄る)」で、スニーカーを履くと足音が静かなことから、名付けられました。くるぶしよりも短いタイプは「ローカット・スニーカー」、くるぶしよりも長いタイプを「ハイカット・スニーカー」と言います。スニーカーは主にスポーツで使用されていましたが、1970年代後半からストリート・ファッションにおいてトレンドアイテムとなり、それ以降は、タウンユースとして、ファッションアイテムとしても定着しています。また、近年では、靴の中に上げ底ヒールを入れた「インヒール・スニーカー」が流行しています。