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素材を知る[柄編] 和柄



和柄とは和風の図画、あるいは着物などに使われる文様などを総称して呼びます。ただし、着物などの和装品そのものの柄に対してよりも、アロハシャツなど洋装にあえてこの柄がほどこしてある場合の柄の名称として使われることが多いです。

和風の文様の起源

和風の文様の起源

着物などに使われる日本独特の柄、文様は平安時代中期ごろから生まれたといわれています。それ以前は、中国へ遣隋使や遣唐使などを送り、中国大陸や朝鮮半島の文化を活発に取り入れていたと考えられます。平安時代に入り藤原氏が栄華を極め、遣唐使を廃止し、国風文化が花開くことで、日本特有の自然を多く取り入れた繊細な文様が生み出されました。折しもそれは、「源氏物語」など、日本を代表する文学が生み出された時代でもありました。その頃の文様の中には、現在でも残っているものもあり、また各文様には意味が込められています。

「和柄」という名称の起源

和柄のモチーフとなっている文様は平安中期から江戸や明治、大正まで、さらには現代の和装の中に新たに生まれているものもあるかもしれませんが、「和柄」という言葉そのものは新しいと考えられます。特に頻繁に使われるようになったのは2000年(平成12年)前後からで、若者の間で和風の図画や文様を洋服に転用する「和柄」ブームが起こりました。これは着物に対してでなく、洋服に対して起こった流行です。起源ははっきりしませんが、洋服に和風の図画や文様を配した商品が外国や外国人向けに作られた際、一部で使われるようになった可能性があります。そして第2次世界大戦後、洋服文化が全世代的に浸透した日本人がそれらを新鮮に感じ、再評価する潮流が生まれ、和柄ブームとなったと考えられます。その例は以下の通りです。

スカジャン

第2次世界大戦後、横須賀に駐留した米兵が、日本の土産としてスタジアムジャンパー型の上着に和風の刺繍や柄をあしらった服を作らせました。米兵のファッションに憧れた日本人も、逆輸入的に価値を見出して重用するようになりました。また、米兵から頻繁に受注された1940~60年代への懐古趣味として今このジャンパーの柄を再評価する際、「和柄」の名称を使います。

アロハシャツ

アロハシャツは現在ではハワイの男性用礼服ですが、かつて多くの日本人がハワイに移民したことから、着物やゆかたの生地を利用したシャツが作られ、それがルーツといわれています。そのため、初期の時代の着物地、浴衣地のアロハシャツはヴィンテージアロハとして、高い値段が付けられることもあります。戦後、経済成長を果たし、海外でそれらを買い集める日本人が増えたことで、着物柄のアロハシャツのような洋服に、逆輸入的価値観を見出した日本人は少なくなかったと思われます。これらのアロハ柄も日本では「和柄アロハ」と呼ぶようになりました。

和風の文様の種類と意味

洋服の柄に転用することで、若い世代がより身近に文様に触れられるようになった「和柄」。その定番文様と意味を紹介します。

麻の葉

六角形を基本とした幾何学模様。麻は成長が早く丈夫なため縁起が良く、子どもの産着などの模様として愛されました。

青海波

水を図案化したもので、同心円が扇状に重なり合った連続文様の吉祥柄。花の形で青海波を形作った「花青海波」など、バリエーションがあります。

唐草文様

風呂敷に用いられる代表的な柄。唐草という植物は実在せず、つる草を図案化したものだと考えられています。限りなくのびる様子が長寿と繁栄を意味する吉祥柄です。