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素材を知る[柄編] アラン模様



アラン模様とは、アイルランドのアラン諸島の漁師用に編まれていたとされる手編みのニットの模様。未脱脂羊毛を使った単色のセーターやカーディガンが主で、編み柄には海での安全を願う綱や、大漁を願うモチーフなどが配され、それぞれの柄に意味がありました。各家庭によってオリジナルの模様が発展し、同時にそれは、漁師に不測の事態が起きた際に、身元を判別するための印としての役割も担っていたという説があります。

アランセーターのさまざまな伝説

アランセーターのさまざまな伝説

アラン諸島で生まれたアランセーターは、6世紀、あるいは15~16世紀から存在した伝統工芸とされていますが、その真偽はさだかでなく、一説には1920年代にボストンからアラン諸島のイニシュモア島に帰郷した女性が、アラン諸島の漁業基地に出入りしていたスコットランド人のガンジーセーターをベースにしてセーターを編み、それがブームになって広まったものといわれています。また、それまで紺色主体だった島のセーターをその際、子どもの教会儀式用に白で編んだため、以後白がアランセーターの定番色となったという説もあります。

アランセーターが世界に普及するまで

発祥のいい伝えは諸説ありますが、現在の日本でも多数の愛用者がいるとおり、アランセーターはアイルランドの小さな島から世界に認知されるようになります。1935年(昭和10年)のこと、前項の白い手編みのアランセーターが、アイルランドの首都ダブリンに店を構える女主人の目に止まり、それを島から持ち帰り自分の店に置きました。翌年、その店を訪れた服飾評論家のH.E.キーヴァが、アランセーターを英国に紹介します。さらに彼は、自身でアランセーター風のニットを量産する事業をスコットランドで起こし、英国内にそのデザインを広めました。一方、第2次世界大戦後に独立国となったアイルランドでも、対外輸出産業としてアランセーターをファッションアイテムとして強化する動きがあり、1950年代にはクリスチャン・ディオールがこれに注目し、店に置きました。1960年代に入るとアメリカでも大流行します。その余波は日本にも届き、日本でアイビーブームを仕掛けたファッションブランド「VAN」がフィッシャーマンセーターと銘打って売り出しました。

アラン模様の種類

家庭ごとに柄が異なったアラン模様ですが、定番とされる模様も無数に存在します。アラン諸島から世界へと広がり、現在では多くのセーターやカーディガン類がファッションアイテム化され、また手編みニットの教本にて、編み方も広く紹介されています。柄の意味を知ることでニットに込められたメッセージ読み取ることができます。

ケーブル編み

アランニットの最も基本的な柄とされ、綱編みともいいます。漁師の使うロープを表し、漁の安全と大漁の願いが込められています。

ダイヤモンド

成功や富、財産を意味します。

ハニカム(蜂の巣)

ミツバチのように働き者で、報酬を得られる事を意味します。アラン諸島では、蜂の群れを見たら幸運とされていたそうです。

トレリス(格子)

石垣で囲まれたアラン島の狭い畑を表しています。

バスケット

漁師が使うかごを表し、かごいっぱいの魚、つまり大漁の願いが込められています。

スプーン

食料を充分得られ、栄養たっぷりの健康体でいられるよう願いを込めています。

ツリーオブライフ(生命の木)

内枝が幹から芽を出す様子を表わしていて、長寿と子孫繁栄への願いが込められています。