施設検索/ホームメイト・リサーチ

ご希望のアパレルショップ(衣料品店)情報を無料で検索できます。

ホームメイトアパレルショップ(衣料品店)リサーチ

アパレル情報

素材を知る[柄編] モノグラム



モノグラムとは、2つまたはそれ以上の文字や書記素を組み合わせて記号化したもののことです。個人や団体の頭文字などで作られ、作り手や使用者を表わすロゴタイプとして使われることが多いです。身近な例としては、プロ野球の読売ジャイアンツのYG、阪神タイガースのHT、中日ドラゴンズのCDなど。また、フランスのブランド「ルイ・ヴィトン」を代表する商品ラインアップとしても知られています。

「ルイ・ヴィトン」のモノグラム

「ルイ・ヴィトン」のモノグラム

フランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトンは革新的な鞄を数多く生み出してきました。中でも、モノグラムラインと呼ばれる、「ルイ・ヴィトン」の頭文字「L」と「V」を組み合わせて柄にした生地を使った商品ラインは、このブランドのアイコンとして、バッグや財布など、世界中で親しまれています。

モノグラムラインの誕生

1854年(嘉永6年)、「グリ・トリアノン・キャンバス」という旅行鞄の専門店として、ルイ・ヴィトンが創立しました。ここのトランクは、灰色のキャンバス地で覆われており、とても軽量でした。1867年(慶応3年)に、ルイ・ヴィトンがパリ万博に出品し、銅メダルを獲得すると、評判は世界的なものになりましたが、同時に類似品が多く出回るようにもなりました。

1888年(明治21年)に、息子のジョルジュ・ヴィトンは、模造品防止の目的も踏まえてベージュと茶褐色のチェス盤に、ルイ・ヴィトンの銘が入った「ダミエ」ラインと呼ばれるデザインを考案し、これが1889年(明治22年)のパリ万博で、金賞をもたらしました。そして、1892年(明治25年)に創始者ルイ・ヴィトンが他界します。1896年(明治29年)、息子ジョルジュは、父の偉業を後世に残すべく、父の頭文字の「L」と「V」を使用した布地のシリーズを発表しました。それが「モノグラム」ラインです。さまざまな模様の中に「LV」のモノグラムが混ざったその柄は、ルイ・ヴィトン社を代表する模様となりました。

一説には、このデザインは、当時パリ万博によって流行したジャポニスム(日本文化の流行)の影響を受け、日本の家紋を取り入れたものだともいわれています。「モノグラム」が今なお時代を超えてヴィトン家を象徴する絵柄として、家紋的役割を果たしているのは確かでしょう。

100周年記念のコラボレーション

1996年(平成8年)には、モノグラム誕生100周年を記念して、著名な服飾デザイナーとのコラボレーションバッグを作りました。その顔ぶれはアズディン・アライア、マノロ・ブラニック、ロメオ・ジリ、ヘルムート・ラング、アイザック・ミズラヒ、シビラ、ヴィヴィアン・ウエストウッドの7人。モノグラム・キャンバス生地を用いて、これまでにない斬新な表情の「モノグラム」が生みだされ、特別限定品として販売もされました。また、その後もコラボレーション・アイテムは度々発表され、現代美術アーティストの村上隆によるアニメチックな目玉や桜を描いたモノグラムや、草間弥生による水玉アートのポップでアーティッスティックなデザインが話題を集めました。