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素材を知る[柄編] ボーダー



ボーダーとはボーダーラインの言葉からも分かる通り、「縁」「周辺部」の意味で、ボーダー柄とは、縁を強調するように平行にラインや帯の縁取りをした柄を指します。縁取りを繰り返せば横縞(縁の角度によっては縦縞)となるため、最近の日本では縞模様のことをボーダー柄とも呼びます。

ボーダーの歴史

ボーダーの歴史

もともとはレースの一番外側を横に連続する柄で装飾したことを指しましたが、現在の日本では、横縞模様の名称にもなっています。一般的に「ボーダーシャツ」といえば、横縞のカットソーTシャツとして日本では認識されるようになりました。ただし、海外の多くでは、元来の縁取り柄を指します。

ボーダーシャツの歴史

ボーダーシャツの歴史

横縞のカットソーTシャツは、日本では「ボーダーシャツ」と呼ばれ、男女を問わず、幅広い年齢層に親しまれています。このボーダーシャツが定番ファッションアイテムとして定着した経緯は以下の通りです。

フランスのマリンルックが起源

フランスのマリンルックが起源

元々、西洋の多くの地域で横縞は悪魔の柄と見なされ、犯罪者や異端者などに着せてきましたが、16世紀、元々バスク(ピレネーに位置する、フランスとスペインの国境の町)地方の漁師がボーダーシャツを着ていて、それが、のちにフランス海軍に採用されて広まったという説があります。

ボーダーの代名詞、セントジェームス

ボーダーの代名詞、セントジェームス

約30年前に日本へ進出し、マリンスタイルの流行の先駆者としてボーダーシャツを広めたとされるブランドがフランスの「セントジェームス」です。1889年(明治22年)創設のこのメーカーは、産業革命後の19世紀の半ば、それまでアトリエでの手仕事であった紡績、染糸業を、当時のセントジェームス市長であったレオン・ルガレによって工業化され、地域の主要産業となる繊維業の一端を築きました。モン・サンミッシェルの干潟の牧草で育った羊からとれる良質の羊毛は、地元の漁師や船乗りたちの大切な仕事着であるマリンセーターを生み出し、実用性を備えた現在のセントジェームスのボーダーシャツの原型となりました。20世紀に入ると本来実用的な仕事着や制服であったボーダーシャツは、ジーンズと同様、ファッショナブルなデイリーウェアとして見直され、はじめに南仏のリゾート地でバカンスを楽しむセレブの間で大流行しました。それはボーダーシャツを着こなすココ・シャネルの写真や、写真家ドアノー撮影のパブロ・ピカソがボーダーシャツを来た肖像写真などでお馴染みです。これを機にリゾートのみならずカジュアルウェアとして世界中に広まっていきました。なお、「セントジェームス」社の名は現在「トリコ・セントジェームス」に変更されています。

その他のボーダーブランド

その他のボーダーブランド

「セントジェームス」以外の代表的ブランドとして「ORCIVAL」(オーシヴァル)があります。1930年(昭和5年)にフランスのリヨンでアンリ・ロベールがフランス中部にある小さな村の名前をとって創立したマリンTシャツのブランドです。こちらのTシャツは1970~80年代には、実際にフランス海軍で制服として採用されていたことで有名です。Tシャツといえども、織物と同じように縦方向に編みたてて作られた素材で、たくさんの糸で編まれているので生地がしっかりしていて、引っ掛けてもほつれにくく、繰り返しの洗濯にも劣化しないので、作業着として非常に機能的とされています。このように日本でボーダーシャツとよばれるTシャツは、フランスのマリンTシャツの流行から来たもので、前述のブランド以外にも「アニエス.b」や、「PETIT BATEAU(プチバトー)」など、発祥の地であるフランスのブランドにはボーダーシャツを代表作にしているブランドも多くあります。